夏目漱石 こころ
中学か高校のときに一部分だけ読んで、3年くらい前にダイソーに100円で売ってた本を買って最後まで読んだ記憶ある。
読み終わったあとに思ったこと・・・
う━━( ̄^ ̄)━━ん…
恋愛トラブルからの罪の意識が消えずに自殺??なんでそこまで??
なんだろう…分からん。
って印象のままだった。
たまたま中田敦彦のYouTube大学に「こころ」の解説動画があったから、家事しながら聞いてた。
あっちゃんの説明はやっぱりすごい。
いつも解説する前に、まず視聴者の疑問に思ってることを説明してくれるから、「そうそう、そうなのよ〜、そこが謎なの。」って共感できるから、次の話に入りやすい。
なぜ「こころ」はここまで評価されてきたのか。
なぜ今でも売れるのか。
これを紐解くあっちゃん、かっこよすぎ。
物語と、その裏側の時代背景が組み合わさると、こんなにも話に深みが出るとは思わなかった。
歴史を学ぶと、この物語の背景が読めるってのがすごい。
そもそも「こころ」は学生のとき、国語の授業で習った。
でもあっちゃんの動画で紐解くと、歴史が大いに関係していた。
「明治天皇の崩御と乃木希典の殉死」がその時代の道徳や価値観を表していた。
去年、平成天皇が生前退位したこの価値観や道徳とかけはなれていることに気づけた。
国語の授業のはずが、歴史、日本史、道徳の学びに繋がった。
学びって複雑にいろんなものが絡み合ってるわ。おもしろい。
動画の前編は物語のおおまかな流れの紹介。
後編は、鳥肌モノだった。
「こころ」を最後まで読み終わったときに感じた、「うーん、わからん」っていう感覚が近からずも遠からずってことが1番衝撃だった。
今日知ったことを理解して、もう一度読み直してみる。